マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは?

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、ワイヤーやブラケット装置を使わず、コンピュータを用いて作製された透明なマウスピースを段階的(1週間~2週間ごと)につけ替えることで歯を動かす矯正治療です。
マウスピースは取り外しが可能で、お食事・歯磨き以外は基本的には一日中(20時間以上)使用していただきます。
メリット
透明で目立ちにくい
透明なマウスピースを装着するため、ほとんどの人に気づかれることなく矯正治療が行えます。
取り外しが可能なため、歯磨きもしやすい
歯の表側や裏側に直接ブラケット装置を装着すると清掃不良になりやすく、虫歯、歯周病のリスクが高くなりますが、マウスピース型矯正装置では装置を取り外す事ができるため、矯正治療中の、虫歯、歯周病のリスクを低減することが可能になります。
負担が少ない
取り扱いしやすいため、患者様の負担も少ない
デメリット
自己管理が大切になる
患者様自身で取り外しの管理を行なっていただくため、治療が患者様の協力度に依存します。
正しい装着方法で1日20時間以上装置を使用しない場合、治療計画通りに進まないこともあります。
適応外となる場合がある
ブラケット矯正はほぼすべての症例が適応になりますが、マウスピース型矯正装置による治療は、マウスピース型矯正装置単独で治せない場合があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)について
未承認医薬品等であること
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
入手経路
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国アラインテクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を介して入手しています。
国内の承認医薬品等の有無
国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
諸外国における安全性に係る情報
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1998年にFDA (米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
医薬品副作用被害救済制度
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。