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マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

2023.07.27

Posted byよなご矯正歯科 院長 永瀬志保

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いをご存じですか?

審美性の高いマウスピース矯正は人気がありますが、ワイヤー矯正が今も存在しているのにはそれなりの理由があります。それぞれの特徴をしっかり理解して、自分にあった治療法をみつけましょう。

こちらのページでは、マウスピース矯正とワイヤー矯正の特徴や、メリットとデメリットを分かりやすくご紹介しています。矯正治療をご検討中の方は、ぜひご参考ください。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の6つの違い

満足のいく選択をするには、それぞれの特徴やメリット・デメリットを正しく理解する必要があります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の6つの違いをみていきましょう。

見た目

マウスピース矯正は、マウスピース型の透明な装置を使用します。取り外しが可能で目立ちにくく、薄く作られているため慣れるまでに時間がかかりません。
一方ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットとよばれる装置を貼り付けてワイヤーを通す治療法です。前歯には白やクリアなブラケットを使用しますが、マウスピース矯正ほど目立たないわけではありません。ブラケットやワイヤーの形がデコボコしており、唇の裏側の感覚に慣れるまでに時間がかかります。

使用感・痛み

マウスピース矯正は歯が動く間隔が広すぎないため、調整時に強い痛みを感じにくい傾向にあります。
ワイヤー矯正は、歯科医師の力のかけ具合によって歯が動く間隔が異なり、締めすぎると強い痛みを感じます。痛みに弱い方はマウスピース矯正のほうがモチベーションを維持しやすいでしょう。
当院では、ワイヤー矯正でも痛みを抑える工夫をしておりますので、最小限の負担で受けられます。

得意な動かし方

被せるタイプの装置を使用するマウスピース矯正は、全体を動かすのに適しており、奥歯を低くする治療にも向いています。
一方ワイヤー矯正は、1本1本の歯にブラケットを貼り付けるため細かな動きができ、歯の高さを維持したまま真横に動かしたり、歯を引き上げる治療に向いています。
マウスピース矯正を選択した場合も、抜歯が必要な症例などは途中でワイヤー矯正を併用して治療をすすめることがあります。併用といっても一時的なものですので、心配はいりません。

メンテナンスのための通院頻度

マウスピース矯正は、装置を患者様自身で交換するため、メンテナンスのための通院頻度がワイヤー矯正よりも少なめです。治療開始直後は1か月に1回が理想ですが、歯科医院によっては初回から数か月あけるケースもあります。1か月半〜2か月に1回が基本です。
一方ワイヤー矯正は、施術者が直接調整する必要があるため、1か月に1回のメンテナンスが欠かせません。

トラブルのおこりやすさ

取り外しが可能なマウスピース矯正は、食事やお手入れのときに装置を外す必要があります。噛んだり、歯ブラシがあたった衝撃で装置が破損する心配がありません。
一方、装置が固定式なワイヤー矯正は、食事やお手入れに工夫が必要で、間違ったやり方だと装置の脱離や破損、ワイヤーが折れるなどトラブルにつながります。
通院頻度がマウスピース矯正よりも多い理由として、トラブルのおこりやすさも関係しています。

治療法の種類

マウスピース矯正が1種類なのに対し、ワイヤー矯正は表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガルなどいくつか種類が存在します。
表側矯正は歯の表側に装置を貼り付ける従来の方法です。歯の裏側に貼り付ける場合は裏側矯正といい、正面から装置が見えないため審美性は高めですが、舌に装置があたることで発音に影響がでる場合があります。
ハーフリンガルは、目に留まりやすい上顎を裏側矯正にして、下顎を表側矯正にする方法です。審美性が高いうえに発音への影響を抑えているのが特徴で、上下顎を裏側矯正で行うよりも費用が安い傾向にあります。

適切な治療方法は歯並びの状態によって異なる

歯並びは人によって異なり、適切な治療方法も違います。
当院では、歯の位置だけでなく形や骨格なども調べて、最適な治療法をご提案しますので、無駄のないスピーディーな治療が可能です。
最近では審美性の高いマウスピース矯正が人気ですが、歯のズレが大きいとマウスピース矯正だけの治療が難しく、ワイヤー矯正と併用した治療をおすすめする可能性があります。
お口の状態を正確に知るためにも、まずは一度ご相談ください。

歯科医院で自分にあった治療法を見つけよう

マウスピース矯正とワイヤー矯正は、得意な動かし方が異なります。
歯科医院では、事前のカウンセリングで治療法ごとのメリットやデメリットを分かりやすくご説明し、精密治療を行ってより最適な方法をご提案しております。

抜歯が必要な症例であってもワイヤー矯正と併用することでマウスピース矯正が可能となる場合もありますので、諦める必要はありません。

歯並びや噛み合わせでお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

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