Posted byよなご矯正歯科 院長 永瀬志保
「日本矯正歯科学会認定医」という資格をご存じですか?
歯科の矯正治療を行うには高い知識と技術が必須ですが、なかには最低限のスキルで施術しているケースもあるため注意しなければいけません。
矯正治療は治療期間が長く保険が適用されない治療法であり、歯を動かす重大なものですので、担当医がどういう資格や経験をしているかを事前に調べることが大切です。
こちらのページでは、認定医の資格の意味や本当にいい認定医を見極めるポイントについて分かりやすくまとめました。納得のいく治療をご希望の方はぜひご参考ください。
目次
日本矯正歯科学会認定医とは
日本矯正歯科学会認定医とは、日本矯正歯科学会により認定された歯科医師のことを指します。矯正治療の技術の向上を目的として作られた制度で、十分な知識と経験をもつ歯科医師のみが認められた称号です。
矯正治療は難しい部類に入る治療であり、矯正認定医は全歯科医師の2.5%しか存在しません。
認定医になるために必要な条件
認定医になるためには以下の条件が必要です。
- 5年以上日本矯正歯科学会の会員であること
- 2年以上大学の矯正歯科で研修医をした後、学会指導医の下でさらに3年以上矯正歯科に専門的に従事すること
- 学会誌にオリジナルの論文を発表すること
- 学会の定める試験に合格すること
簡単に取れるものではないため、信頼性が高い証といってもいいでしょう。
施術者の力量によって仕上がり具合に差がでる矯正治療だからこそ、認定医かどうかを事前に確認することが大切です。
認定医じゃないと矯正治療はできない?
矯正治療は高度な知識と技術が要求されるものですが、歯科医師免許をもっていれば誰でも行える治療です。だからこそ仕上がりの良さに差が出やすく、矯正治療を受けて後悔しているという声もゼロではありません。
提供すること自体は違法ではありませんが、認定医でない以上知識や技術スキルが充実しているかは実際に治療を行ってみないと分かりません。納得のいく治療につながらない可能性やリスクは高いといえるでしょう。
認定医は「一般の歯科医師と区別するための資格」であり、その差は明らかです。
安心して矯正治療を受けたい方は、ぜひ認定医がいる歯科医院をお探しください。
「本当にいい認定医」を見極める3つのポイント
認定医という資格は「納得のいく治療を受けるための見極めポイント」ですが、資格保持者の間にもレベル差が存在します。
本当にいい認定医をみつけたい方は、ぜひ以下の3つをクリアしているかをチェックしてみてください。
歯列矯正を専門的に学んでいる
歯列矯正は見た目だけでなく噛み合わせや関節などに影響する治療です。基本を理解しているだけでは残念ながら難しい症例には対応できません。
専門的に深く学んでいれば患者様への負担を最小限に抑えた治療をご提案でき、計画通りにすすめることで治療期間の短縮にも役立ちます。
十分な臨床経験を積んでいる
経験数も幅広い症例に対応するには欠かせないポイントです。いくら高い知識があったとしてもそれを形にできなければ意味がありません。
歯科医院によって実績数は異なりますので、ホームページ等を確認して事前に情報を集めることをおすすめします。
最新の知識を学び続けている
歯の動かし方だけでなく、治療で使用する装置もどんどん新しいものが開発されています。
最新の知識を学び続けることは、治療期間の短縮に役立ったり、トラブルにスピーディーに対応できるメリットもあります。
認定医の資格をとっても知識の更新を後回しにしてしまっては、質のいい治療はできません。納得して治療を受けるためにも、向上心をもち続けている歯科医師を探しましょう。
どのようにして認定医を探せばいいのか
おすすめなのは、日本矯正歯科学会のホームページで認定医以上の資格者を検索する方法です。都道府県別に認定医を検索し、さらに地域までエリアを絞ることができるため、スムーズに探せます。
最近では歯科医院のホームページに「認定医」と記載されているケースも多いですが、日本矯正歯科学会のホームページで検索するほうが信憑性は高いので、ぜひお試しください。
しかし、認定医の資格の有無だけでは最新の知識を学び続けていることまでは分かりません。InstagramやTwitterなどのSNSやブログをみることで、担当医の性格や学びの多さなどが分かる場合もあります。検索して確認してみましょう。
日本矯正歯科学会認定医の丁寧な治療をご提供します
矯正治療は認定医でなくても行える治療ですが、高い知識と技術が求められるものであり、施術者によって仕上がりの良さが大きく左右されるのが特徴です。
当院では日本矯正歯科学会認定医が矯正治療を担当しています。歯列矯正を専門的に学び、今でもセミナーや勉強会に積極的に参加して最新の知識を取り入れていますので、最小限の負担で納得のいく治療が可能です。難しい症例の方も安心してご相談ください。